銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

少子化・高齢化

GPIFの2020年度運用実績から見る長期運用の大切さ

公的年金の積立金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2020年度の運用実績を発表しました。 収益は約37兆8,000億円の黒字で、収益率はプラス25.15%と、いずれも過去最大です。 今回は、このGPIFの2020年度運用について簡単に見ていくこ…

日本の少子化の原因には、形式を重んじる民族性があるのかもしれない

日本は少子化の問題を突き付けられてきました。 一人の女性が生涯に産む子供の数にあたる合計特殊出生率は2020年に1.34(前年比▲0.02ポイント)となっています。低下は5年連続です。 そして、2020年の出生数は約2万4千人減り、約84万人と1899年の調査開始以…

新垣結衣さんと星野源さんの結婚は年齢的に当たり前じゃないという視点

新垣結衣さんと星野源さんの結婚が大きく報道されています。 コロナ禍において鬱憤がたまるようなニュースが多かったせいか、どうも世の中から祝福されているようです。 星野源さんと言えば、婚活女子の間における「普通の男性=星野源」説が話題となったこ…

2割の健康保険組合は解散した方が良いレベル、赤字は全体の8割という大惨事

企業が設立している健康保険組合の財政が厳しいとお聞きになったことがある方は多いでしょう。 毎月給料から差し引かれる健康保険料は、上昇の一途をたどってきました。それでも赤字の健康保険組合は多く、そしてコロナがこの問題を加速させました。 多くの…

日本人はもはや貯蓄好きではないという事実を信じますか

日本人は「貯蓄好き」というのが一般的なイメージなのではないでしょうか。 日本人は将来不安の影響で、消費をせずに貯蓄しているから景気が思わしくない、というような言説を聞いたこともあるでしょう。 今回は、日本人の貯蓄率について、少し焦点を当てて…

私立大学に自宅外から通うにはカネがかかり過ぎるという現実

東京私大教連の調査によると、首都圏の私立大学に入学した自宅外通学者への仕送り額が過去最低であったこと、仕送り額から家賃を除いた一日あたりの生活費が607円と過去最低であったことが一部で話題になっているようです。 子供を私立大学に行かせるにはお…

公的年金の運用結果が良いだけでは年金問題は解決しない現実

日経平均株価が3万円を突破し、ビットコインが5万ドルを超える等、各国の金融緩和等に伴うカネ余りが資産価格の上昇を引き起こしています。 日本の公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(略称GPIF)の運用成績も国内外の株価上昇、債券…

公的年金の運用が上手くいっていることについて誰か話題にしませんか

年金積立金管理運用独立行政法人という名前をご記憶されている方は少ないかもしれません。 一方で、公的年金の運用をやっているGPIFと言われると、少しニュースで見たと認識できるかもしれません。 年金積立金管理運用独立行政法人、略称GPIFが2020年12月末…

もう、健康保険組合は解散して協会けんぽに移りますか

日本政府は、年収200万円以上の後期高齢者が支払う医療費の窓口負担を1割から2割に引き上げる医療制度改革関連法案を閣議決定しました。 この施策は、後期高齢者への支援金を拠出している現役世代の健康保険料の増加を抑制する効果があります。但し、軽減効…

「港区女子と足立区男子は永遠に出会えない」説を簡単に検証する

「港区女子と足立区男子は永遠に出会えない」という説をご存知でしょうか。 東京都の二つの区が、独身男女の厚い壁となっているというような話です。 都内在住の独身者は住むところに傾向があるようです。 「女性独身者はセキュリティーのしっかりした賃貸物…

首相が「国民皆保険の見直しを発言した」と話題になってしまうワケ

菅首相が国民皆保険の見直しを発言したと話題になっています。 この話題は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う医療法改正を検討するかという質問に対して、菅首相が「医療法についても今のままでいいのかどうか。国民皆保険、そして多くの皆さんが診察を受…

「30歳までに結婚すれば良い」という婚活の常識を疑うべし

新型コロナウィルス感染症は、日本の少子化を加速させる懸念があります。 厚生労働省の人口動態統計速報によると、2020年1~10月の全国婚姻数は前年同期から約13%減少しています。また、共同通信の調査では、全国計80の政令指定都市、中核市の約91%で、202…

医療費が将来確実に上昇していく未来をなぜ誰も語らないのか

少子高齢化が進んでいます。 日本の社会保障は、基本的に現役世代から受給世代への仕送り方式です。 そのため、現役世代の負担がこれから重くなっていくことは間違いありません。 社会保障の中では、年金への不安が話題となることは多いのですが、筆者はむし…

コロナ対応の医療逼迫の原因は、病院数・病床数が多すぎるからではないか

年末になりコロナの感染者が増加し、医療逼迫、医療崩壊の懸念がマスコミで報道されるようになってきました。 一方で「日本は病床が多過ぎるから減らした方が良い」というような日本の医療体制が過大に整備されているという説明が、コロナ発生前にはなされて…

日本国は高齢者のために存在しているという事実

コロナの影響が終わることなく2020年は暮れようとしています。 その中で、日本国の令和3年度(2021年度)の政府予算案が閣議決定されています。 日本の国としての予算案は、どのような状況になっているのでしょうか。 今回は、日本国の予算案の概要を確認し…

75歳以上の医療費窓口負担割合の見直しは避けられない

日本政府が2020年12月15日の臨時閣議で、全世代型社会保障検討会議の最終報告を決めました。 同報告書中には、75歳以上の医療費窓口負担について年収200万円以上の人(単身世帯の場合)を対象に1割から2割に引き上げる、という施策が入りました。実施は2022…

年収500万円、日東駒専以上の「普通」の星野源なんていないことを数字で見る

婚活女子の「普通の人」の定義が「星野源みたいな容姿で年収500万円以上、かわいいね、ごめんねが言える人」(キャリコネニュース)という記事が配信され、話題になっているようです。 話題になった理由は、簡単に言えば「そんなスペックの人は普通じゃない…

高齢者による交通事故「増加」の不都合な事実

高齢者が引き起こした交通事故が増加しているように感じたことはないでしょうか。 2019年に起きた池袋母子死亡事故は、加害者が「上級国民」だとされ、大きな話題となりました。 このようなマスコミの報道や、実際に危ない運転をしている高齢者ドライバーを…

現役世代が高齢世代と対立するのは世界的な潮流になるのではないか

新型コロナウィルス感染症拡大は、致死率の高い高齢者の差別を起こしていると一部で報道されるようになりました。 新型コロナは、少子高齢化が進む世界の先進各国における世代間の対立を浮き彫りにしたように筆者には思えます。 今回は、新型コロナが引き起…