銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

アパートローンの保証人不要化は不動産の二極化要因に

民法の改正を受け2020年4月から様々な変化がありますが、銀行のアパートローンについても取り扱いが変わると報道されています。銀行のアパートローンは個人の連帯保証人を求められることが現時点では一般的ですが、今後は保証人を原則不要とする動きとなって…

出版を目指す小説の内容(あらすじ)

筆者はクラウドファンディングで小説の出版を目指しています。 「ヂメンシノ事件」 - exodus 筆者が執筆する経済小説「ヂメンシノ事件」の中では、不動産登記の実務、取締役の法的地位、不動産会社内の権限と投資の実情、小切手の実務、不動産売買の現場、サ…

小説出版で伝えたいこと

筆者はクラウドファンディングで小説の出版を目指しています。 「ヂメンシノ事件」 - exodus 積水ハウスの和田元会長の退任、日産自動車のゴーン元会長の解任、LIXILグループの潮田CEO退任等は、絶対的権力者とされている人物でも、実際には砂上の楼閣に立っ…

可処分所得の推移を見れば生活が改善しない理由が分かる

いわゆるアベノミクスにより景気が回復し、賃金も上昇しているとの報道を目にしたことは誰しもあるのではないでしょうか。 一方で、個人としては所得の上昇を感じられないという意見が多いのではないでしょうか。 今回は「可処分所得」に注目して、景況感に…

なぜ小説出版を目指すのか

筆者は、クラウドファンディングで小説の出版を目指しています。 残り27日で987冊の申し込みがないと、チャレンジは失敗となります。 銀行員がクラウドファンディングを使うというのは、どうも自らの業務を否定しているような気がしますが、これも時代の流れ…

レオパレスをレノ(旧村上ファンド系)が狙う理由

レオパレス21(以下レオパレス)と大株主であるレノ(いわゆる村上ファンド)が対立しているようです。 そもそも、レノは何故レオパレスの大株主になったのでしょうか。 レオパレスの一連の問題事象は悪質です。株式市場、法人契約先、実際の入居者等から悪…

小説出版を目指しクラウドファンディングをスタートします!

皆様へ この度、幻冬舎さんとCAMPFIREさんが合弁出資しているEXODUSさんから、小説出版のクラウドファンディングを実施することになりました。 (当初はもう少し早くスタートする予定でしたが遅くなってしまいました) 「ヂメンシノ事件」 - exodus このプロ…

米国とイランの「戦争」は株価上昇となる可能性も〜戦争と株価の関係〜

イランが、精鋭部隊司令官殺害への報復として、イラク駐留のアメリカ軍拠点を弾道ミサイルで攻撃しました。 これを受けて株価は下落しています。 過去、中東における緊張が高まったのは湾岸戦争(1991年)とイラク戦争(2003年)が挙げられます。 今回は、中東に…

社会保険料という隠れた税金増が僕らの生活を苦しくさせてきた要因では?

日本国内では消費の盛り上がりに欠けている状況が続いています。 2019年は『上級国民』という言葉が使われる等、格差を国民が感じていることが更に明らかになったように感じます。 少子化の背景には、非婚化・晩婚化、雇用が不安定な男性の増加、キャリアへ…

銀行員が注目した2019年ニュースまとめ

早いもので2019年が終わろうとしています。 今年も様々なことがありました。皆様にとってはどのような年だったでしょうか。 今回は、筆者の独断と偏見で一年のニュースを振り返ってみたいと思います。 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 …

みんなのボーナスってどうなっているのか?~2019年冬~

大手企業の冬のボーナスが2年連続で過去最高を更新したと報道されています。 日本全体は「景気が良い」のでしょうか。皆のボーナスはどのようになっているのでしょう。 今回は日本全体の冬のボーナスについて確認してみます。 報道内容 経団連調査 民間全体…

いきなり!ステーキの状況は典型的な外食企業の不振状態

いきなり!ステーキの業績不振がニュースとなっています。 渋谷センター街店に張り出された「社長からのお願い」が話題となり、更に全従業員に親族をお店に連れてきて欲しいと文書を配布したこともあり、いきなり!ステーキの内実はかなり厳しいのではないか…

みずほは韓国向けの貸出が少し過大かもしれない~邦銀の韓国向け与信動向~

邦銀の国際与信残高が過去2番目の水準まで戻ったと報道されています。 国内の低金利環境を背景に海外での貸出や証券投資に力を入れる邦銀が増えていることは事実です。 その中で、隣国である韓国向けの邦銀の貸出はどのようになっているのでしょうか。経済面…

地銀が高リスク運用商品への投資を行うこと自体が「悪い」わけではない

地方銀行が高リスクの運用商品投資に踏み込んでいると報道されています。 今回は、地方銀行の投資について簡単に考察したいと思います。 報道記事 投資の三原則 地銀投資の問題点 報道記事 まずは直近の報道記事を確認しましょう。 日本の地銀、高リスクのク…

「僕たちは社畜ですか ~飲み会は残業じゃないの?~」を刊行しました!

日本の会社員には暗黙の掟があります。しかし、この当たり前のルールのようなものは本当に正しいのでしょうか。 会社の飲み会は「残業」として認められないのかと考えたことはありませんか。 会社の飲み会への強引な誘いはパワハラではないのかと思いません…

大塚家具のヤマダ電機傘下入りは、資金繰り破綻回避以外の効果が見えない

経営難に陥っていた大塚家具がヤマダ電機の傘下に入ることが発表されました。 これを受け大塚家具の株価は急騰しています(2019年12月12~13日)。 今回は大塚家具のヤマダ電機の子会社化について考察しましょう。 報道内容 大塚家具の事情 ヤマダ電機の狙い…

日本型雇用見直しを簡単に実施されたら困るのは、政治家も経営者も含めた国民全体

日本企業の経営者から、年功賃金、終身雇用等のいわゆる日本型雇用制度が限界を迎えているとか、見直しが必要だという発言が相次ぐようになってきました。 産業構造の変化等が起きている中で、経営者達の発言は理解できるかもしれません。しかし、日本型雇用…

朝日新聞はまだ生き残ることができてしまうという現実

朝日新聞社が早期退職募集を行うことが話題となっています。非常に多額の退職金が払われるということで注目を集めました。一方で、朝日新聞でさえも早期退職募集を行うことで新聞社の置かれた状況が厳しいことが改めて認識されたものと思います。 また、2019…

日銀の審議委員による厳しい指摘「金融機関は供給過多」

日本銀行の原田審議委員が講演と記者会見で金融機関について述べた意見が少し話題となっています。 厳しい収益状況にある銀行を含む金融機関については「低金利という問題を克服すればすべて解決するわけではない」「貸出以上に預金が集まってしまうという構…

証券会社の手数料無料化の流れは止まらず、将来の業界再編は必至

証券会社が株式売買手数料や投資信託の販売手数料の無料化に動き出しています。 この流れは個人投資家にとっては良い流れでしょう。 しかし、当事者である証券会社にとってはどうでしょうか。 今回は証券会社の手数料無料化の流れについて、その背景と今後の…

それでもレオパレスは「存続する」可能性が高い~2019年4~9月決算~

レオパレス21の2019年4~9月決算(2020年3月期第2四半期決算)が発表されました。 同社は入居率の低下により2期連続の大幅赤字となると予想しています。 レオパレス21は企業としての存続は問題ないのでしょうか。 今回はレオパレス21の企業存続について簡単…

海外不動産投資による節税策を簡単におさらいする

海外不動産投資による節税策を、政府・自民党が実行できないようにする方針と報道されています。これは、いわゆる金持ち向けの節税スキームが税の不公平感を生んでいるという判断でしょう。 今回は、この海外不動産投資による節税スキームについて簡単に見て…

みずほの人事制度改定は一般職廃止に加え大量採用世代の処遇問題も

みずほFGが総合職と一般職を統合(一般職の廃止)すると報道されています。 この一般職の廃止は、RPAの導入等デジタル化の進展により事務や窓口業務が減少してきたことが背景にあると指摘されています。 今回はみずほFGの一般職廃止および人事制度の変更につ…

スルガ銀行の借金棒引きでもシェアハウス所有者が完全には救われないおそれも

スルガ銀行が、シェアハウス物件の物納(スルガ銀行へ引き渡すこと)と引き換えに所有者の借入返済を免除する方針と報道されています。 これはシェアハウスの所有者にとって借金地獄から逃れることが出来る喜ばしいニュースでしょう。 しかし、本当にシェア…

みずほFGの企業年金減額は、キャッシュ・バランス・プランという制度の導入を意味する

みずほフィナンシャルグループ(FG)が、企業年金の減額を検討していると報道されています。 この企業年金減額はどのような仕組みなのでしょうか。 あまり注目されることがない企業年金制度の変更について今回は着目してみます。 報道内容 年金制度の分類 変…

スルガ銀行の資金繰り懸念は終わっていない~2019年4~9月レビュー~

スルガ銀行が2020年3月期2Q決算(2019年4~9月)を発表しました。業務純益(営業利益に近い概念)、経常利益、最終利益とも黒字を確保しています。 スルガ銀行は業況の最悪期を脱したのでしょうか。 今回はスルガ銀行の2019年4~9月の中間決算の内容について…

大塚家具の2020年4月期3Q決算は、資金繰り不安を解消できず

業績不振の大塚家具が2020年4月期3Q決算(2019年1〜9月)を発表しました。 赤字が継続しており、黒字化の目処は立っていません。 今回は大塚家具の直近の決算におけるポイントについては簡単に確認しましょう。 決算の概要 決算のポイント 決算の概要 大塚家…

役員定年制について考える

大和ハウス工業が役員に定年制を導入しました。これはガバナンス強化策の一環と説明されています。 従業員には定年制が導入されている企業がほとんどですが、役員の定年はどのようになっているのでしょうか。 今回は役員定年について確認してみましょう。 報…

サラリーマンよ、そろそろ公的年金制度について怒るべし

国民年金と厚生年金の統合について衆議院の厚生労働委員会にて野党から提案がなされたと報道されています。 国民年金の受給額は厚生年金に比べて小額であり格差を縮めること (但し、国民年金は定額払い、厚生年金は報酬比例であり納付額は大きく異なります)…

ソフトバンクGは簡単には倒産しない

ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)が2020年3月期2Q決算を発表しました。 新聞等で報道されているように同社はweworkへの投資等で大きな損失を出し、決算は悪化しました。 業績悪化に伴いソフトバンクGへのマスコミの評価は厳しいものが増えているようで…