銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

楽待不動産投資新聞に『「dポイント経済圏」は覇権争いに勝てるのか? 住信SBIネット銀行「巨額買収」決めたNTTドコモの戦略』を寄稿しました

NTTドコモが住信SBIネット銀行の買収を発表しました。 携帯電話キャリアの雄が、4,200億円もの巨額資金を投資して銀行を傘下に入れます。 この背景は何でしょうか。そしてマーケットにどのようなインパクトを与えるのでしょうか。そんなことを簡単に解説して…

楽待不動産新聞の記事『「固定金利」終了後に繰上返済しようとしたら「2000万円」の違約金…投資家の「後悔」』にコメント等が掲載されました

楽待不動産投資新聞にコメントが取り上げられております。 ご興味あればご一読ください。 www.rakumachi.jp

楽待不動産投資新聞に『苫小牧信金に「業務改善命令」、なぜ金融機関の「不動産賃貸や仲介」は法令違反なのか』を寄稿しました

北海道財務局が苫小牧信用金庫(北海道苫小牧市)に対して、信用金庫法に基づく業務改善命令を出しました。 理由は、金融関連以外の事業を営む子会社を実質的に保有していたほか、不動産賃貸や仲介を行うなどの法令違反があったためです。 なぜ、信用金庫(…

楽待不動産投資新聞に『現役銀行員が「タワマン投資にはお金を貸したくない」と考える理由』を寄稿しました

タワーマンションへの投資、略して「タワマン投資」が注目を浴びてきました。タワマンは居住用物件としてだけではなく、投資物件としても高い人気を維持し続けています。 でも、タワマン価格の上昇は留まることを知らない一方で、タワマンの賃料はそこまで上…

楽待不動産新聞の記事『最近よく聞く「セゾンファンデックス保証」の不動産ローン、融資条件や使い勝手を調査』にコメント等が掲載されました

近年、金融機関が外部の民間機関に保証業務を委託する、いわゆる「保証付き融資」が増加しています。 その中で多く名前が聞かれるのが、株式会社セゾンファンデックスが保証する融資です。 今回はこのセゾンファンデックス保証の不動産ローンについて、楽待…

楽待不動産新聞の記事『日銀の利上げ決定に大家は「家賃値上げ」で対抗、「脱・不動産」選ぶ投資家も』にコメントが掲載されました

日銀が利上げを行いました。利上げ自体は事前に織り込まれていたこともあり、足下では金融マーケットに大きな影響を与えないとは思われます。 ただ、政策金利が0.5%となるのは17年振りです。不動産マーケット等には影響があるのではないでしょうか。 筆者も…

楽待不動産投資新聞に『日銀「金融システムレポート」から予測、2025年の「不動産向け融資」はこうなる』を寄稿しました

今年はいつも以上に予測が難しい年になりそうな予感がしませんか? トランプ大統領が再登板し、地政学的な問題は山積み、日本は政治がボロボロ・・・といった時代において、日本の金融機関は2025年にどのような融資姿勢を取るのでしょうか。 不動産投資家に…

楽待不動産投資新聞に『最近、日本の銀行も言い始めた「ウェルスマネジメント」って何なんだ?』を寄稿しました

今回はウェルスマネジメント、昔の言葉で言えばプライベートバンキング、すなわち銀行の富裕層向けサービスについて取り上げました。 今後、ウェルスマネジメントは銀行が強化する領域です。ただ、本当に価値のあるサービスなのかは冷静に判断すべきでしょう…

楽待不動産新聞の記事『不動産投資に悲報か、朗報か? 「トラスト買収」に踏み切るコンコルディアの思惑』にコメントが掲載されました

三井住友トラストからコンコルディアが不動産ローン専門会社を買収しました。 この事象について楽待不動産投資新聞の記事に筆者のコメントが掲載されています。 よろしくお願い致します。 www.rakumachi.jp

楽待不動産新聞に『「103万円の壁」見直しはなぜ「金持ち優遇策」と言われるのか』を寄稿しました

衆院選で議席数を大きく伸ばした国民民主党が衆院選に際して掲げた目玉政策が、「103万円の壁」の見直しです。 この政策は金持ち優遇策と批判されることがあります。 その理由はどのようなものなのでしょうか。 今回はそのような疑問について寄稿しています…

楽待不動産新聞に『医者だけが使える「ドクターローン」の仕組みから、銀行のホンネが見えてくる』を寄稿しました

ドクターローンという言葉を皆様はお聞きになったことはあるでしょうか。このローンは、銀行が用意している医師専用のローンです。今回はこのドクターローンに焦点を当ててみました。銀行の考え方を理解するには良い題材ではないかと考えております。ご一読…

楽待不動産新聞に『築古大家にメリット? 最近増えている「コベナンツ付きアパートローン」とは何か』を寄稿しました

コベナンツ付きのアパートローンが、この数年で徐々に増加しています。「コベナンツ」(Covenants)とは、一般的に、「契約や合意の中で定められる特定の約束や義務」を指します。ローンに適したコベナンツを付与したものが、今回のテーマである「コベナンツ…

楽待不動産新聞に『いま不動産投資をするなら「変動金利」? それとも「固定金利」?』を寄稿しました

日本円に金利が戻ってきました。 金利がある世界が戻ってきた今において、「借入金利を固定にすべきか否か」で迷ってる方は多いはずです。住宅ローンやアパートローンがその典型でしょう。 皆さんは借入を行うなら変動金利にしますか? それとも固定金利でし…

楽待不動産新聞に『いまだに「現役男子の手取り額」「妻は専業主婦」が前提? 年金財政検証の違和感』を寄稿しました

今回は、先日公表された公的年金の財政検証について触れました。 日本の公的年金は、政府側に少しごまかしがあると筆者は問題視しています。ただ、破綻するというマスコミ等のトンデモ論にも問題があると思っています。 公的年金を冷静に見れば、補完という…

楽待不動産新聞に『おカネのプロなのに…? 銀行員に「投資のアドバイス」を求めてはいけない理由』を寄稿しました

皆さんは「銀行員」にどのようなイメージを持っているでしょうか。 「金融のプロ」でしょうか? それとも単なる「金貸し」でしょうか? 銀行員は特別な情報に触れることができるので、資産運用に長けているのでは、と思う方もいるかもしれません。 銀行員が…

楽待不動産新聞に『「半沢直樹」はいない!? イマドキ銀行員の特性を「中の人」が解説』を寄稿しました

今回は、学生人気が復活しつつある銀行ではどんな人が働いているのかをご紹介しています。 銀行から融資を受けたいとお考えの不動産オーナーの方にとっても、現在の銀行を知ることは少なからず何かの役に立つのではないかと思い記事にしていますが、銀行員と…

引越の時期をおカネという側面から考える

6月は引っ越しシーズンが終わり、新居に引っ越した個人にとっては生活が徐々に落ち着いてくる時期でしょう。 日本では3~4月が主な引っ越しの時期です。 大学の入学、就職、転勤等々は大体この時期だからです。 引っ越しをする時にまつわるおカネとしては、…

ケース別の年金受給額イメージから見る老後

老後不安は誰にでもあるのではないでしょうか。 日本では、少子化が叫ばれ、政府の債務がGDP対比で他国を圧倒して悪いと言われ、悪い円安が問題視され、商品価格の改定のニュースが我々の周りに溢れています。 記憶に新しいところでは、老後2,000万円問題も…

楽待不動産新聞に『不動産向け融資の「蛇口」は閉まらない? 日銀「金融システムレポート」を読み解く』を寄稿しました

皆さんは、今の日本の不動産マーケットについてどのように考えていらっしゃるでしょうか。金利は上昇する見込みであり、不動産マーケットには悪影響があるはずなのに、なかなか不動産価格は下落しないとか、外資が日本の不動産を購入しに来ていると聞くが実…

楽待不動産新聞に『「時間」が味方をしてくれない60代…いまから始める資産形成はこれが正解だ』を寄稿しました

楽待不動産新聞に『「時間」が味方をしてくれない60代…いまから始める資産形成はこれが正解だ』を寄稿しました。 世にあふれる資産運用の情報は、主に現役世代向けが中心であり、仕事を徐々にリタイアしていく60歳からの個人は参考にしない方がよい内容を含…

2024年初に金融の専門家は円安を予想していたのか?

最近、円安という言葉を聞かない日はないのではないでしょうか? 2024年4月29日、外国為替市場で円安が進み一時1ドル160円を突破しました。これは34年ぶりの円安水準です。 2024年の年初は1ドル140円台だった円相場は、これまで円安が続き4カ月で20円も低く…

日本における不動産の現在地

日本銀行が金融システムレポートを発行しました。 この金融システムレポート は、金融システム全体の状況についての分析・評価を行うレポートで、日本銀行が原則年2回公表しています。 日本の金融システムの安定性を評価するとともに、安定確保に向けた課題…

TOKYO BASEの初任給40万円は問題アリ

セレクトショップのTOKYO BASE が初任給を40万円にするというニュースをご覧になった方は多いのではないでしょうか。 賃上げの機運が高まる中で、筆者も「ついにアパレルがここまでやるようになったのか」「それだけ人手不足は深刻なのか」と思ったものです…

日本相撲協会の2023年度決算を見てみる

先日の大相撲春場所をご覧になった方は多いではないでしょうか。尊高士が110年ぶりに新入幕力士による優勝を果たしました。前日には右足を負傷し車椅子に乗せられて緊急搬送されていたものの、千秋楽の土俵に上がり、相手力士を圧倒しての勝利でした。非常に…

日本を日本人はどのように見ているのか

世界第3位の市場調査会社であるイプソスが 「ポピュリズムに関するグローバル調査2024年」を公表しています。 この調査では、既存の政治体制に対する国民の不満と、国を立て直すために指導者が「ルールを破る」ことを望む国民の意思等を調べています。 筆者…

NISAをS&P500とオール・カントリーのどちらで運用するかという議論

本年より新NISA がスタートしました。新NISAは様々な意味で投資がやりやすくなっており人気となっています。 このNISAで「何に投資するのか」「どのような金融商品を買うべきか」というところは特に投資の初心者ほど悩むところでしょう。 様々な媒体では、米…

日独GDP逆転の要因と考えるべきこと

日本のGDP (名日国内総生産)がドイツに抜かれ世界4位に転落したと大きく報じられています。日独のGDP逆転は1968年以来となります。 日本は2010年に中国に抜かれて以来、世界3位のGDPでしたが、ついに4位まで転落してしまったことになります。 なぜ日本はドイ…

食品値上げの現状を簡単に確認しておく

帝国データバンクが食品値上げの状況について発表しましたが、2月の食品値上げは1,626品目となっています。4ヵ月ぶりの1千品目台であり、更に4月は3千品目超えのラッシュの可能性があるとしています。今回は、家計に大きな負担を強いている食品の値上げ状況…

中国の住宅はどうなっていくのか

中国の株価が大幅に下落しています。 日本や米国の株式市場は高値が続く一方、中国の株式市場では株安に歯止めがかかっていません。不動産不況の深刻化が主因となり、中国市場から投資マネーが逃げ出していると解説されており、中国の株式市場は1人負けの様…

イーデスに『私が「資産運用は新NISAだけで十分」と考えている理由』を寄稿しました

イーデスというWebメディアに記事を寄稿しました。 イーデンスは生活の決断に最適な答えを導くライフスタイル総合メディアとして、クレジットカードやカードローン、住宅ローンなど「生活のお金」に関する情報をはじめ、証券投資やふるさと納税など「投資・…