銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

銀行の経営状況と地銀のアパートローンへの取り組みについて

マイナス金利政策が導入されてから銀行の経営は厳しいと言われています。貸出先がないためアパートローンやカードローン、外債運用に銀行が注力しており、金融庁が問題視するようになってきたとの報道も目立つようになってきました。 では、銀行の現状はどの…

MiFidⅡ(欧州第二次金融商品市場指令)による海外IR・ロードショーの今後と金融機関の新たな収益機会の可能性

IR

EUでは、2018年1月より、投資家が証券会社に支払うフィーの内訳を、投資家がその顧客に対して開示することが求められるようになります(MiFID II ~第二次金融商品市場指令~)。この影響について今回は考察します。 リサーチ手数料の明示化 リサーチ手…

インデックス運用拡大にかかる懸念

日本証券アナリスト協会が2017年4月に開催したセミナーで、金融庁の森長官が積立NISAの対象となりうる投資信託について、アクティブ型株式投信でわずか5本、インデックス型株式投信で50本弱にとどまると述べたことが話題となっています。 インデック…

ESG投資という古くて新しい投資手法

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国内株を対象としたESG指数の公募を行い3指数の採用を決定したと発表しました。注目を集めるESG投資とはどのようなものか、今回はみていきます。 ESG投資とは GPIFがESG投資に取り組む理由 まとめ スポンサーリン…

今がクーポンスワップを取り組む時期では?

近時、日米の金利差が徐々に拡大傾向にあり、ドル円も円安となることを想定している人も多いことから本日はクーポンスワップについて記載します。 クーポンスワップとは 円安が良いのか、円高が良いのか 輸入企業にとっての為替 クーポンスワップの仕組み ド…

金利上昇や年金運用収益の好転が企業に与える影響

平成29年7月20日の日経新聞記事に「年金費用、増益要因に 今期、割引率の上昇で」の記事が掲載されていました。 今回はこの記事について考察してみます。 記事の内容 割引率の上昇について 数理計算上の差異 まとめ スポンサーリンク あのライザップが…

日本最強の運用商品は確定拠出年金(DC)

今回は、日本において資産運用といえば最初の選択肢はこれしかないと自信をもって言える確定拠出年金(DC)についてまとめました。 日本の年金制度について 確定給付企業年金(DB)と確定拠出年金(DC)の違い 個人型と企業型DCの相違点 個人型DC 企業型DC D…

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