銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

金利

リボ払いでカード会社に食い物にされていませんか?

現金の流通・保管コストが重いという問題意識から日本のキャッシュレス政策は始まりました。今や、キャッシュレスという用語を聞かない日はないぐらいです。 キャッシュレスでは「〇〇ペイ」と言われるPayPayを代表とするような決済方法が、還元率の高さから…

東京都区部の新築マンション価格上昇の限界点は近い

新築マンションの価格上昇が話題となっています。 2019年の新築マンションの平均価格は、首都圏で5,980万円、東京都区部が7,286万円(不動産経済研究所調べ)となっており、バルブ最盛期以来の高水準です。 こんなにも新築マンション価格が上昇していること…

日銀のマイナス金利深堀は近いか〜政策決定会合で明らかになった銀行の味方が少ないという現実〜

2019年11月6日に日本銀行(日銀)が2019年9月に開催した金融政策決定会合の議事要旨が公表されました。 この議事要旨は日銀の将来における金融政策を予想する助けとなります。 近時、マイナス金利幅の拡大(深堀)が意識され始めていますが、日銀の議論のニ…

日銀がマイナス金利拡大を実施した場合の地銀への影響を簡単に試算する

格付大手のS&Pが、日銀がマイナス金利を0.1%拡大した場合に銀行収益へ及ぼす影響を公表しました。 同社の試算によると、地方銀行64行のうち56行で貸出業務が赤字となります。 ほとんどの地方銀行が本業で赤字となることになるのです。 今回はこのS&Pの試…

老後のために2,000万円を貯めることは実現可能か?

金融庁の審議会が発表した報告書が、老後に公的年金だけでは足りず30年間で2,000万円必要と指摘したところ、様々な批判を浴びたことは記憶に新しいところでしょう。 しかし、筆者は公的年金だけで老後を生活していくのは難しいのではないかと考えています。…

【余話】金利、利子、利息の違い

金利、利息、利子。 それぞれ、銀行と取引する際に関係する用語です。 この違いを意識して使っている人はどれだけいるでしょうか。 今回は、この似たような用語の違いについて確認してみましょう。 それぞれの用語の定義 銀行実務における用語の使用 まとめ …

債券と株式の関係をもう一度おさらいしてみる

債券と株式は逆相関の関係にあると言われます。 債券は金利上昇時に「値下がり」し、金利下落時には「値上がり」します。株価が上がるときには景気が良くなり金利も上がる(債券は値下がり)ため、債券と株式は逆の動きをしているとされています。 長く続いた…

銀行からお金を借りると利息を「もらえる」時代は来るのか~マイナス金利という事象~

2018年6月21日に銀行関係者にとっては記憶に残るかもしれない事象が起きました。 TIBOR(Tokyo InterBank Offered Rate、東京銀行間取引金利、読み:「タイボー」)が公表開始以来初めてマイナスになったのです。 日本銀行のマイナス金利政策が導入されても…

法定デジタル通貨発行議論の背景にマイナス金利の深堀が存在するという事実

足下で、相次ぎ中央銀行が発行するデジタル通貨についての報道、発表がなされています。 今回の記事では、この法定デジタル通貨発行の議論がなされている背景の一端について深読みしていきます。 日経新聞の報道 日経新聞では法定デジタル通貨についての記事…

商工中金に優る民業圧迫は住宅金融支援機構では?

商工中央金庫(商工中金)が国の制度融資「危機対応業務」で不正を繰り返し、低利で顧客を増やす「民業圧迫」を批判されています。 この事象が起きた背景は、民間の資金需要に国・政府の関与の必要性がないからこそ、貸出量確保のために不正な融資がなされた…

テイラー・ルールとは何か

米国ではFRB(連邦準備制度理事会)議長人事が大詰めを迎えています。 2017年10月31日現在ではパウエル氏が有力とされていますが、共和党にはスタンフォード大のテイラー教授を支持している議員もいるようです。 テイラー教授はテイラー・ルールを提唱したこ…