銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

企業分析

朝日新聞社の新聞事業の苦境が明らかになった2021年3月期決算

朝日新聞社が2021年3月期決算の有価証券報告書を提出しました。 2021年3月期の同社決算は、2021年5月に決算短信という形で発表されています。 営業損益は70億円の赤字となり、最終損益に至っては441億円の最終赤字となりました。この決算を受けて、マスコミ…

BTS所属事務所のHYBEの株価は割高なのか考えてみる

HYBEという韓国の企業をご存知でしょうか。 今や世界的なアーティストとなったBTSが所属するエンターテインメントコンテンツ企業です。 このHYBEは韓国証券取引所で株式が取引されている上場企業です。2020年10月に新規株式公開し、当時の社名は「ビッグヒッ…

ソフトバンクGとの取引は、邦銀の体力を超えつつある

ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)が外資の銀行(外銀)からの借入を増加させていることが話題となっています。 ソフトバンクGから邦銀が逃げているということでしょうか。 今回は、ソフトバンクGの銀行借入状況について簡単に確認してみたいと思います…

単体で比較した場合、メガバンク最下位は三菱UFJ銀行であるという事実~2021年3月期決算~

メガバンク3行の2021年3月期(2020年度)決算が出そろいました。 マスコミではMUFGが利益額で首位を取り戻した等の報道がなされていますが、ほとんどは連結決算について説明されています。 今回は、時代遅れにはなりつつあるかもしれませんが、メガバンク3…

楽待チャンネルで「アパート建設ビジネスの落とし穴!大東建託の最新決算からアパート建設業界の行く末を予想」が公開されました

楽待チャネルにて「アパート建設ビジネスの落とし穴!大東建託の最新決算からアパート建設業界の行く末を予想」という筆者が解説した動画がアップされました。 今回は大東建託の2021年3月期決算について取り上げました。ご承知の通り、大東建託はアパート最…

JTBがすぐに倒産することは無い~2021年3月期決算~

旅行業界最大手JTBが2021年3月期の決算を発表しました。 新型コロナウイルスの影響で国内外の旅行需要が落ち込み、最終的損益は▲1,051億円と過去最大の赤字となりました。 国内店舗および従業員の大幅削減等を打ち出していますが、JTBは企業として存続できる…

朝日新聞社の巨額赤字には社内に危機感を覚えさせたい経営陣の思惑を感じる

朝日新聞社の2021年3月期決算が発表されました。 営業損益は70億円の赤字となり、最終損益に至っては441億円の最終赤字となりました。この決算を受けて、マスコミからは、コロナの影響によって朝日新聞社は過去最大の赤字となったと報道されています。 まだ…

メガバンクの利益首位は実質的に三井住友ではないのか?~2021年3月期メガバンク決算~

メガバンクの2021年3月期(2020年度)決算が出そろいました。 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)を上回り、3メガバンクで純利益首位の座に1年で返り咲いたことも話題になっています。 今回は、2021年3月期に…

東京女子医科大学の医師・看護師大量退職問題から経営状況を確認する

東京女子医科大学の3つの付属病院で、100人を超える医師が2021年3月までに一斉退職したと東洋経済が報じています。 2020年夏季のボーナス支給ゼロに対して、看護師約400人が辞職の意向を示した混乱に続き、医師100人超の一斉退職という異常事態が発生してい…

消費者金融大手3社の2020年度決算レビュー~アイフルの弱さが目立つ決算~

SMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF)、アコム、アイフルの消費者金融大手3社の2020年度(2021年3月期)決算が出そろいました。 コロナ禍において消費者金融各社はどのような状況にあるのでしょうか。 今回は消費者金融3社の決算について簡単に見ていき…

みずほFGの2020年度決算は堅調も、三井住友FGとの差も浮き彫りに

みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)が2021年3月期の決算を発表しました。 この2020年度通期決算で、みずほFGは純利益が前期比5%増の4,710億円となりました。 国内貸出が中小企業向けで増加したこと等があり、本業のもうけを示す実質業務純益は21%増の…

楽待チャンネルで「【都心の狭小地はなぜ売れる?】急成長のオープンハウスの決算を現役銀行員が分析!」が公開されました

楽待チャネルにて「【都心の狭小地はなぜ売れる?】急成長のオープンハウスの決算を現役銀行員が分析!」という筆者が解説した動画がアップされました。 今回は、オープンハウスに焦点を当てました。同社は急成長する不動産会社です。 コロナ禍で戸建に注目…

楽待不動産投資新聞に『都心戸建で急成長、オープンハウスの勢いは今後も続くか』を寄稿しました

楽待不動産投資新聞に記事を寄稿いたしました。 今回は、オープンハウスに焦点を当てました。同社は急成長する不動産会社です。 コロナ禍で戸建に注目が集まるようになりました。良くも悪くも、分譲戸建の会社は玉石混交のように思います。 オープンハウスが…

JALの破綻は暫くないと言える2020年度決算結果

日本航空(JAL)の2020年度(2021年3月期)決算が発表されました。 2,866億円の赤字と2012年の再上場後で初の赤字となりました。赤字額の大きさは、報道でご覧になっている方もいらっしゃるでしょう。 日本は緊急事態宣言が延長され、まだまだ乗客数が回復す…

楽待不動産投資新聞に『9期連続最高益のヒューリック、「急成長に陰り」のワケ』を寄稿しました

楽待不動産投資新聞に記事を寄稿いたしました。 今回は、みずほ系の成長著しい不動産会社であるヒューリックについて取り上げています。 ヒューリックは成長性・収益性が評価されていますが、その源泉は「不動産価格が上昇していく」ことが前提になっており…

ヒゲダンのボーカルが働いていた島根銀行について簡単に確認する

バンド「Official髭男dism」のボーカル 藤原聡さんがラジオ番組で銀行員とバンド活動を両立していた下積み時代を語ったと話題になっているようです。 藤原さんは島根銀行に働いていたとのことですが、島根銀行とはどのような銀行なのでしょうか。 今回は、島…

楽待チャンネルで『【ヤバい!?】レオパレス21の最新決算を分析!レオパオーナーは大ピンチの予感』がアップされました

楽待チャネルにて「レオパレス21の最新の決算状況」を筆者が解説した動画がアップされました。 レオパレス21はどんどんと追い込まれてきています。 そのしわ寄せは、どこに行くのでしょうか。 そんなことについてお話しております。 ご興味ございましたら是…

楽待チャンネルで『【純利益51%減】スルガ銀行は終わっているのか? 現役銀行員が最新決算を冷静に分析!』がアップされました

楽待チャネルにてスルガ銀行の2021年3月期3Qの決算について解説致しました。 前回に続く第二弾です。 年齢が半分みたいな見た目で、声も実物とは随分と異なるアバターが解説していますが、ご興味があればご覧ください。 www.youtube.com

KNT-CT(近畿日本ツーリスト)に残された道は近鉄の完全子会社化ではないか

旅行会社大手KNT-CTホールディングスが2021年3月期3Q決算の決算を発表しました。 もちろん決算は想定通り悪く、債務超過にまで転落しています。 今回はKNT-CTホールディングスの決算状況を確認すると共に、今後の動向について考察していきたいと思います。 …

民放テレビ地上波はなぜ面白くないのか?

在京キー局の2021年3月期3Q決算が出そろいました。 コロナ禍において各社は苦戦しています。 その中で、在京キー局・民放テレビ局はどのような動きをしているのでしょうか。 今回は、在京キー局の決算動向について確認し、今後の動向について簡単に考察して…

楽待チャンネルで『大東建託のアパート建築工事「キャンセル率40%」はヤバい!? 最新決算を冷静に分析してみた』をアップしました

楽待チャネルにて大東建託の2021年3月期3Qの決算について解説致しました。 考えてみたらYouTuberデビューと言えるかもしれません。 見た目も声も実物とは随分と異なりますが、ご興味があればご覧ください。 www.youtube.com

楽待不動産投資新聞に『ティファニーの次は電通も? ビル次々取得「ヒューリック」の正体』を寄稿しました

楽待不動産投資新聞に記事を寄稿いたしました。 今回は、不動産業界の台風の目(?)ヒューリックの決算について書かせて頂きました。 改めてヒューリックの決算を見ると「不動産を買いあさっている」という言葉がぴったりだと思うほどに、成長しています。 …

フジテレビはメディアから不動産屋になろうとしているだけ

フジテレビを中心としたメディア企業であるフジ・メディア・ホールディングス(以下、フジ・メディア)が2021年3月期3Qの決算発表を行いました。 フジ・メディアをはじめとしてマスメディアは、広告獲得に苦戦し、厳しい環境にあります。これは新型コロナウ…

朝日新聞が潰れて欲しいと思っているあなたへ 〜2020年中間決算分析〜

朝日新聞社の2020年4~9月期の半期報告書が開示されました。 この半期報告書は、先に公表されていた決算短信よりもセグメント別の業績等が開示されており、朝日新聞社の業績動向を深く把握することが可能です。 朝日新聞社の2020年4~9月半年間の決算は、大…

産経新聞社が追い詰められつつある現実

2019年に社員の約1割、180名の早期退職募集等を行い、経営立て直し中である産経新聞社が厳しい状況にあります。 新聞業界では朝日新聞社の社長が業績不振の責任を取って退任すると発表されています。いずれの新聞社も業績は厳しいということでしょう。 業界…

朝日新聞社の2020年4~9月決算は大赤字に転落

新聞大手の朝日新聞社が2021年3月期中間決算を発表しました。 2020年4~9月の半年間の決算は、大幅な減収となり、営業利益以下も赤字でした。最終損益は419億円の大幅な赤字となっています。 赤字の責任を取って現社長は新中期経営計画がスタートする2021年4…

コロワイドに大戸屋を買収している余裕は無いという事実

焼き肉チェーンの「牛角」等を展開する外食大手のコロワイドが、定食チェーンの大戸屋ホールディングスを2020年9月に買収しました。 この買収劇は敵対的買収として話題にもなりましたが、大戸屋は赤字です。 コロナ禍の中で、コロワイド自体の業績はどのよう…

旅行業界最大手JTBすら急激なリストラに追い込まれるコロナの怖ろしさ

旅行業界最大手のJTBが2020年4~9月の決算を発表しました。 中間決算は驚くほどの巨額赤字となり、今年度の経常損益が過去最大の1,000億円の赤字となる見通しも公表しています。 加えて、早期退職の拡充等によって国内外で全社員の20%程度に当たる6,500人を…

「いきなり!ステーキ」は生き残れるのか~2020年12月期3Q決算~

「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスが2020年12月期3Qの決算を発表しました。 一時期はかなりの人気を誇り急激な成長を遂げてきた「いきなり!ステーキ」は、新型コロナウィルス感染症拡大前から業績不調に陥っていました。 コロナ禍に…

3メガバンク単体の2021年3月期2Q決算比較~三菱UFJ銀行の課題が目立つ決算~

メガバンクの2021年3月期2Q(4~9月)が出そろいました。 今やメガバンクは、証券会社やカード会社、消費者金融、信託銀行等を傘下に収めており、単純に銀行とは言い切れません。各社戦略にも差があり、メガバンクで単純な比較を行うのは難しくなりました。 …