銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

IT

MUFGの情報銀行への期待と不安

MUFG傘下の三菱UFJ信託銀行が情報銀行への参入を表明しました。 そもそも情報銀行とはどのようなものなのでしょうか。銀行が事業として営むものなのでしょうか。 そして、銀行が運営する情報銀行は成功するのでしょうか。 今回はMUFGの挑戦について考察しま…

日銀ワークショップ「ビッグデータと人工知能を用いたファイナンス研究の展開」

日本銀行が開催したファイナンス・ワークショップの内容が公表されました。 同ワークショップでは、ビッグデータと人工知能が金融に活用されている事例や、金融政策の参考となる研究報告等がなされています。 今回は、この日銀のワークショップの内容につい…

AIの銀行への導入実験~社員監視も可能に~ 

金融庁が「FinTech実証実験」の3件目の認定案件を公表しました。 この実験では人口知能(AI)が、金融業界における人材の課題や働き方改革の推進に対してどの程度貢献できるかが実験されます。 今回はこの実証実験の内容について考察するとともに、金融機関…

銀行の口座開設時におけるネット完結の解禁~既存のルール確認~

一部報道で、警察庁や金融庁などが金融機関の口座開設時に義務付けられている顧客の「本人確認」を、ネットで完結できるようにする調整に入ったと報じられました。 今までは、最終的に郵便物を送って本人か確かめる必要があったものを、例えば「ネット上のビ…

AIを利用した融資の今後~外部企業との連携こそが鍵~

銀行業界にもAIを活用する動きが広がっています。 今回の記事では、銀行のAI活用の事例を確認するとともに、銀行単独でのAI活用の限界についても考察します。 銀行業界のAI活用状況 今後の動き 口座異動情報の問題点 企業への融資取引における一つの到達点 …

みずほFGの採用半減というニュース自体は「価値無し」

みずほFGが採用を半減することが報道されています。 この動向を報道各社は「銀行の収益が苦境に置かれていることが背景にあり、今後、銀行は構造改革が必要となり人員・店舗等が大幅に削減される」との論調で報道しています。 今回の記事では、みずほFGの新…

「紙をデジタルへ」ここまでRPAは進んでいる~三井住友銀行の事例~

IT

日本銀行金融機構局 金融高度化センターが2018年3月16日に「ITを活用した金融の高度化に関するワークショップ(紙をデジタルへ)」を開催しました。 このワークショップの内容は、銀行がデジタル化へ舵を切っていく方向性について示唆に富んだ内容となっていま…

日銀の「デジタルトランスフォーメーション―RPA」セミナーの内容確認と今後の動向

AI IT

2018年2月に開催された金融高度化セミナー「デジタルトランスフォーメーション―RPA」の内容が日銀より公表されました。 このセミナーの内容は、銀行において今後どのような業務がデジタル化(自動化)されていくのかを探るヒントになります。 銀行員にとって…

私募リートにおけるセカンダリー取引について

私募リートが拡大しています。 2017年12月末時点では資産総額2兆4,398億円、23銘柄となっています。 出典 不動産証券化協会ホームページ 私募リート・クォータリー(2017年12月末基準) https://www.ares.or.jp/action/reserch/pdf/shibo_201712.pdf?open=1 …

IT重説(重要事項説明)の開始

2017年10月から賃貸契約仲介にかかるITでの重要事項説明が開始されます。今回はこのいわゆるIT重説について考察します。 IT重説とは 対象となる不動産取引 IT重説のメリット IT重説の今後 今後の方向性 IT重説とは IT重説とは、インターネット等を利用し、対…

サプライチェーン・ファイナンス ~サプライチェーン領域におけるブロックチェーン技術の活用事例~

金融領域においてブロックチェーン技術の活用が拡大してきています。 その中でも、銀行の大企業取引をかなり変えてしまう可能性のある実証実験が2017年10月からスタートします。 この実験は銀行の法人取引の将来像が見てとれます。 今回はサプライチェ…

ブロックチェーンによる本人確認の共有化とその将来像

金融機関がブロックチェーンを利用し、顧客情報を共有して顧客の利便性向上、事務負担の軽減を目指す動きが出てきています。 今回はこのブロックチェーン技術の活用事例と、今後の展開について考察します。 ブロックチェーンによる本人確認の共有化実証実験 …

AIスコア・レンディングについて

みずほ銀行とソフトバンクがAIスコア・レンディングを日本で初めて開始しました。 今回はこのAIスコア・レンディングについて考察します。 AIスコア・レンディングとは AIスコア・レンディングの評価 他企業との競合 AIスコア・レンディングとは AIスコア・…

業務自動化と今後の仕事の方向性(MUFGの事例/デジタルフォーメーション戦略)

三菱UFJフィナンシャル・グループの平野社長が国内の事務作業の自動化やデジタル化で「9,500人相当の労働量の削減を実現したい」「従業員をよりクリエーティブな仕事に振り向ける」と述べたと報道されています。 今回はこの自動化、デジタル化、クリエーティ…

ATMは本当に銀行のお荷物なのか

2017年9月8日の日経新聞には「銀行ATM 今やお荷物」という記事が掲載されました。 内容としては、コンビニや駅ナカなどに新規参入ATMが急増してきたことから、コスト削減のために自前のATM網を無くしたり縮小したりする銀行が増えていると伝えています…

ビットコインは生き残るのか

ビットコインについて連日で様々な記事が出ています。 筆者はビットコインは専門外ですが、ビットコイン・仮想通貨ついては非常に興味があるため、今回の記事で考察します。 直近の報道 仮想通貨とは ビットコインの現状 ビットコインの今後 直近の報道 直近…

ヤフーによるジャパンネット銀行の連結子会社化は良い戦略

ヤフーによるジャパンネット銀行の連結子会社化が2017年8月1日に発表されました。今回はこの動きについて考察します。 発表内容 連結子会社化の目的 ジャパンネット銀行とは ジャパンネット銀行の課題 ジャパンネット銀行の戦略 ジャパンネット銀行に…

音声検索拡大に伴う銀行への影響

インターネットの検索は現在主流の文字検索から音声検索にシフトしていく可能性が高まってきています。 この音声検索のトレンドを踏まえた上で、銀行にとってどのような影響があるのか、今回は考察します。 音声検索へのシフト 音声検索にシフトした場合に起…

バランスシートレンディング(アマゾンレンディング)は既存金融機関にとって脅威か

フォーブズのニュースサイトにAmazonの事業者向けローンが米英日で総額3,000億円超となっているとの記事がでていました。 アマゾンの事業者向けローン、米英日で総額3千億円超を融資 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)出典 フォーブズホームページ …

リクルートのフィンテック(貸金業)参入の影響

リクルートグループがフィンテックを活用した中小企業向け融資に参入しました。まずは「じゃらん」に参画している宿泊関連企業が対象とのことです。今回はリクルートの融資業務参入について考察します。 [:contents] リクルートの融資業務参入とは 始めにリ…