銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

もうそろそろ地銀には店舗の外部賃貸を完全に自由化しては?

銀行の店舗の空きスペースの活用について報道されるケースが多くなってきているように感じます。 特に地方銀行(地銀)は業績が厳しく、店舗という資産を活用し外部から賃貸収入を得られるようになることは業界全体としての悲願でしょう。 今回は、銀行の店…

【余話】大塚家具の記事をまとめた電子書籍を刊行

本日、大塚家具のブログ記事をまとめた電子書籍を刊行しました。 AmazonのKindleダイレクト・パブリッシングを使っています。 iPhoneやAndroidスマホでもAmazon Kindleのアプリさえあれば読めますので、ぜひよろしくお願い致します。 なお、kidle unlimited…

ローン担保証券(CLO)の増加はリーマンショックの再来をもたらすのか

ローン担保証券(CLO)と呼ぶ証券化商品が世界経済の新たなリスクとなってきたと日経新聞が報じています。 約10年前にはサブプライムローンを証券化した金融商品が世界に混乱を巻き起こしました。 ローン担保証券(CLO)とサブプライムローンの証券化…

銀行口座の入出金情報を活用した企業の信用力評価研究事例

日本銀行とりそな銀行が銀行口座の入出金情報を活用した企業等の信用リスクを評価する共同研究(「入出金情報を用いた信用リスク評価」)の結果を発表しました。ビッグデータ、機械学習、AI等を活用したファイナンスの研究は銀行のみならずフィンテック企業…

大塚家具の増資を事例とした「株式の有利発行」について確認する

大塚家具が第三者割当増資等の資本増強策を発表しました。 この第三者割当増資は、増資が発表された前日である2019年2月14日の株価終値460円に対して290.11円であり、▲37%のディスカウントとなります。 2月14日に大塚家具の株式を保有していた「既存」株主…

大塚家具2018年12月期決算のポイントと今後の展望~増資は企業存続への最後のチャンス~

大塚家具が2018年12月期の決算を発表しました。 同時に資金調達およびヤマダ電機との業務提携も発表しています。 この資金調達および業務提携で大塚家具の経営は安定するのでしょうか。 今回は大塚家具の2018年12月期決算について確認していきましょう。 大…

スルガ銀行の「資金繰り」という問題(2018年4~12月決算)

スルガ銀行が2019年3月期3Q(2018年4~12月)決算を発表しました。 シェアハウス向け融資に端を発したスルガ銀行の状況はどのようになっているのでしょうか。 今回はスルガ銀行の決算について重要なポイントに絞って見ていきましょう。 決算概要 資金繰り問…