銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

コロナワクチンの接種順位を改めて考える

世界各国でコロナワクチンの接種が開始されています。 日本でも早ければ2月下旬から先行して医療従事者等への接種が始まる見込みです。 このコロナワクチンの接種の順番はどのようになっているのでしょうか。 改めて確認してみたいと思います。 接種順位 ワ…

給与のデジタル払いは、非正規雇用者・副業者・外国人労働者にメリット

政府が会社員への給与のデジタル払いを認める方針を示したと一部で報道されています。 この給与のデジタル払い、すなわち、PayPay、LINEペイ等の資金移動業者を通じて給与を支払う仕組みは、銀行、特に地方銀行のビジネスを破壊する威力を秘めていますが、一…

「港区女子と足立区男子は永遠に出会えない」説を簡単に検証する

「港区女子と足立区男子は永遠に出会えない」という説をご存知でしょうか。 東京都の二つの区が、独身男女の厚い壁となっているというような話です。 都内在住の独身者は住むところに傾向があるようです。 「女性独身者はセキュリティーのしっかりした賃貸物…

銀行のATM手数料が高すぎる

銀行のATM手数料が高いと思ったことはありませんか? 銀行によってはコンビニATMで現金を下ろすと330円取られることもあります。銀行に預けていても、ほとんど預金金利はつきません。もはや現金を平日に下ろしておかなかった人への「何かの罰ゲームか」と思…

不動産クラウドファンディングは玉石混交~i-Bondの事例~

低金利環境下において、従来型の資産運用の選択肢は狭まってきています。コロナ禍において株式は上昇を続けてきましたが、もう一つの資産運用の柱であった債券は魅力が低下しています。 日本では国債のようなリスクフリーの投資利回りに比べて不動産の投資利…

毎日新聞社が「減資によって中小企業になる」ということの意味

毎日新聞社が2021年3月に資本金を現在の41.5億円から1億円に減資すると報道されています。 毎日新聞社は、継続している購読者の減少に加え、コロナ禍による広告費収入の減少によって厳しい経営環境にあることが想定されます。 毎日新聞社が資本金を1億円に減…

首相が「国民皆保険の見直しを発言した」と話題になってしまうワケ

菅首相が国民皆保険の見直しを発言したと話題になっています。 この話題は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う医療法改正を検討するかという質問に対して、菅首相が「医療法についても今のままでいいのかどうか。国民皆保険、そして多くの皆さんが診察を受…