銀行員のための教科書

これからの時代に必要な金融知識と考え方を。

コロナ環境下における消費動向~衣服の動向には今後注目~

コロナウィルスは我々の生活をすっかりと変えてしましました。 感染症拡大当初は、トイレットペーパーが不足したことを思い出される方もいらっしゃるでしょう。そして、外出や外食が減り、もちろん旅行に行くことも減っています。 現在はWith コロナとして、…

金融庁の2020年度金融行政方針における銀行のトピックス

金融庁が「令和2事務年度 金融行政方針」を発表しました。 タイトルは「コロナと戦い、コロナ後の新しい社会を築く」です。 金融行政方針は、金融庁が今後1年で取り組む重点施策を盛り込んだものであり、金融行政の方向性について非常に参考になるものです…

小説「帝国銀行、人事部」が40話目に突入しました!

コロナ禍の中始めた、連載中の銀行員小説「帝国銀行、人事部」が40話目に突入しました。 現在は、帝國銀行という都市銀行の中野坂上支店でのパワハラ事案への対応に向けて、人事部の担当である主人公が奔走しているところです。 半沢直樹のような派手な世界…

コストの高い投資信託はパフォーマンスが悪いという不都合な事実

金融庁が「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標 (KPI)に関する調査」を公表しました。 これは国内の運用会社が発売している投資信託が本当に投資家のためになっているのか、運用コストと運用パフォーマンスの間にきちんと相関関係がある…

コロナショックで見る日米債券市場における投資家層の相違

コロナ禍が続いています。 コロナ感染症が拡大した2020年3月から4月にかけて、米国では、国債市場に止まらず、地方債や高格付の社債市場等においても、流通スプレッドが大幅に拡大するなどの不安定な動きがみられました。 一方、日本の社債市場では、3月から…

私募投信残高100兆円突破は地域金融機関の運用力の無さの象徴

私募投信の残高が初めて100兆円を突破しました。 この事象は金融緩和の環境下においてどのような意味を持つのでしょうか。 そもそも私募投信を購入しているのは「誰」でしょうか。 今回は私募投信の残高を通じて、地銀の経営について少し考えてみましょう。 …

銀行はコロナ禍の中で取引先をきちんと支援しているのか?

日本銀行(日銀)が発表した2020年7月の貸出・預金動向を見ると全国の銀行の貸出平均残高は急増しています。 今回は銀行の貸出残高の動向を確認することによって、コロナ禍の中で銀行が果たしている役割について確認してみましょう。 日銀貸出・預金動向 銀…