銀行員のための教科書

銀行員を応援するブログを目指します

地方銀行

銀行の貸し手責任は変わっていく可能性大~アパート建築案件を事例に~

先日、ガイアの夜明けという番組でレオパレス21の強引な営業等が取り上げられました。 筆者はそれに関する記事を掲載しています。 www.financepensionrealestate.work この記事に対して様々なご意見を頂きました。 このご意見の中では「銀行の貸し手責任」を…

外債の為替ヘッジを代行するサービスは良い目のつけどころでは

先日、日経新聞に興味深いサービス開始の記事が掲載されていました。 筆者としては銀行が提供するサービスとしては久しぶりに納得感のあるものでしたので今回の記事で取り上げます。 日経新聞の記事 為替ヘッジ付外国債券とは 為替ヘッジ付外債投資ニーズの…

第二地銀の中間決算動向~第一地銀からは一周遅れ~

第二地方銀行協会(略称第二地銀協)の会員である第二地方銀行(41行)の中間決算の概要が、第二地銀協から発表されています。 前回の記事では第一地銀が会員となっている地銀協(64行)の決算について考察しました。 今回は、第二地銀協の決算について考察します…

地銀の2017年9月中間決算の概要と特徴~問題は「債券含み益顕在化経営」の限界~

全国地方銀行協会(地銀協)から加盟地方銀行(64行)の中間決算についての概要が発表されました。 地方銀行(地銀)の業況は厳しさが加速しているといわれていますが、本当にそうでしょうか。 今回は第一地銀の2017年9月中間決算状況について考察します。 …

地銀の中で異彩を放つスルガ銀行の決算状況(2017年9月中間)

複数の記事にわたり地方銀行(以下地銀)の苦境について考察してきました。 今回は、地銀の中で異彩を放つスルガ銀行の決算について確認します。 スルガ銀行は静岡地盤の地方銀行ですが、他の地方銀行と同列では投資家も評価していないでしょう。それぐらい…

地銀の統合・再編に関する公取委の方針とマスコミとの質疑応答

地銀の業績苦戦が伝えられており、金融庁の金融行政方針や日銀幹部の講演等でも地銀の統合・再編の必要性について述べられています。 その中で、近時批判を浴びるようになったのが公正取引委員会です。 公正取引委員会(以下公取委)が再編を認めないとして…

日銀副総裁の講演からみる地銀の問題点

今回は、日本銀行の中曽副総裁が2017年11月29日に講演した内容についてご紹介してみたいと思います。 講演内容は、地銀が金融システムに与える影響と、その業績不調要因等についてでした。 講演のタイトルは「マクロプルーデンス政策の新たなフロンティア―銀…

地銀の本来の収益が浮き彫りになった事例~栃木銀行の2017年中間決算~

前回、銀行が「投資信託の運用で決算を作る」ことの問題点についてご説明しました。 www.financepensionrealestate.work 今回は、投資信託での運用および国債を中心とした債券運用で利益を出せなくなった場合、地銀の決算がどのようになってしまうかについて…

中間決算事例でみる地銀の「投資信託で作る決算」の問題点

銀行、中でも地方銀行(以下地銀)の業績が厳しいとの報道等がなされています。 これは全体でみるとその通りなのですが、地銀の決算が具体的にどのように厳しいのかを説明している報道はあまり見かけません。 一般的には、日銀のマイナス金利政策の影響で貸…

地銀の中間決算(2017年)における本業赤字の事例~島根銀行を題材に~

地方銀行(以下地銀)の決算が厳しい状況にあることはご認識の方も多いと思います。 今回は「本業赤字といわれる地銀の決算はどのようなものか」について島根銀行の事例を挙げて考察していきます。 なお、地銀の有価証券運用における損失事例については以下…

苦戦する地銀の中間決算事例(2017年)~外債投資の失敗、池田泉州の例~

地方銀行(以下地銀)の経営が厳しいという報道等が相次いでいます。 金融庁も問題提起を様々に行っています。 ただ、報道でも「地銀」とひとくくりにされており、本当に個々の地銀において経営が厳しいのか、何が問題なのかについては認識がしづらいのでは…

地銀の店舗はリストラで外部賃貸できないという規制の無駄

銀行の業績が厳しいというニュースを至るところで見る機会が増えています。 特に地方銀行(以下地銀)は、マイナス金利政策の影響により貸出の金利が低下する一方で、銀行の資金調達・商品仕入れにあたる預金金利はこれ以上の低下余地がないことから、地銀の…